EE2E カスタマイズ
あなたはデフォルトの設定に不満があるかもしれません。
例えばインデントを変更したいという要望があります。
また、例えば補完リストを変更したいという要望もあります。
その場合はEE2E pluginフォルダの中にある、
libフォルダの中の*.ee2eという名前のXMLファイルを編集する必要があります。
そうすれば、あなたは独自のカスタマイズされた設定を得ることができるでしょう。
useree2eフォルダに編集したファイルを置くと
そのファイルを起動時に読み込みます。
useree2e同じ効果を EE2E menuのReloadで得ることができるでしょう。
もしあなたが素晴らしい設定を作成したらEE2Eのメインテーナにそのファイルを送ってください。
EE2Eのメインテーナがバカンスに出かけていないかぎり、
そのファイルは採用され、多くの利用者が喜ぶに違いありません。
*.ee2eの構造
この章ではXML言語ee2eの解説を行います。
EE2Eの構造は以下の通りです。
- ee2e(top tag/indent,etc,...)
ee2e
EE2Eのトップタグです。
このタグの中にee24タグ以外の全てのタグが含まれます。
indent アトリビュート
インデントの長さ
derivation アトリビュート
エディターを開くときの拡張子([Alt]-c t r)。
もしaaa.ttlエディター上で([Alt]-c t r)を実行したときに、
この指定が logであれば aaa.ttlをオープンします。
省略した場合は無視します。
内包するタグ
require
ほかのee2eファイルを読み込みます。
href アトリビュート
ほかのee2eファイル名。
structureList
EE2Eメニューバーから入力する補完リストと定義のリストです。
tagref アトリビュート
補完リストが保持するdefvar名。
default アトリビュート
ユーザが補完リストボックスでリターンを押した場合のデフォルトタグ名。
type アトリビュート
補完リストの種別。
以下のような種別がある。
- section
- section型補完
を行う機能([Alt]-c s)
- begin
- begin型補完を行う機能([Alt]-c b)
- learge
- learge型補完を行う機能([Alt]-c l)
- big
- コメント行を入力する機能([Alt]-c !)
- return
- 改行を入力する機能 ([Alt]-c n)
- function
- function型補完を行う機能 ([Alt]-c f)
argsep0 - 5 アトリビュート
その構造に与える引数を区切る文字列を指定します。
- argsep0 : 並び開始記号
- 引数並びが存在するとき並び全体の先頭(左側)に来る文字列
引数がないときには省略されるような開始記号なので、C言
語の関数引数をくくる括弧はこれには相当しません。
- argsep1 : 要素開始記号
- 一つの引数の値の左側に来る文字列
- argsep2 : 要素代入記号
- 引数渡しが値代入方式(連想配列方式)である場合に、
代入を意味する文字列。HTMLの各エレメントの属性の場合は
"=" であり、Perlの連想配列の場合は "=>" となります。
- argsep3 : 要素区切り記号
- 引数が複数あるときに、それらを区切る文字列を指定します。
C言語系の場合は "," です。Lisp系なら " " でしょう。
- argsep4 : 要素終端記号
- 一つの引数の値の右側に来る文字列
- argsep5 : 並び終端記号
- 引数並びが存在するとき並び全体の末尾(右側)に来る文字列
A typical example
name | argsep0 | argsep1 | argsep2 | argsep3 | argsep4 | argsep5 |
XHTML tag | " " | "\"" | "=" | " " | "\"" | "" |
※ 上記のargの説明はepoの説明を流用させていただきました。
mustmatch アトリビュート
補完リストにない候補をリストボックスに設定した場合
- true
- 許容する。
- false
- 許容しない
内包するタグ
tagext
ファイル内にtargetで記述した文字列が現れた場合、
tagrefをstructureListに追加します。
target アトリビュート
対象の文字列
tagref アトリビュート
追加するdefvar名。
structure
補完構造の流れを記述します。
もし structureList が (a)で
タグ名が"img"、属性が "./foo.jpg"なら、
(b)が補完されることでしょう。
(a)
<structureList type="section"
tagref="html-inline-table"
default="img"
argsep0=" " argsep1=""" argsep2="="
argsep3=" " argsep4=""" argsep5="" mustmatch="false">
<structure value="<"/>
<structure type="keyword" />
<structure type="argument" />
<structure value=" />" />
<structure type="cursor" />
(b)
<img src="./foo.jpg">■
(*)■はカーソル位置
value アトリビュート
補完する文字列。
typeがno-type以外の動作は未サポートです。
type アトリビュート
- no-type
- デフォルト設定
この設定をした場合は、value属性を定義しなれければいけません。
- indent
- インデントを挿入します。
- cursor
- カーソルをここに移動します。
- keyword
- tagをここに挿入します。
- argument
- アトリビュートをここに挿入します。
- region
- リジョン(領域選択)をここに挿入します。
defvar
tag,attribute,enumerationに名前を与えます。
id アトリビュート
defvarの名前。
内包するタグ
tag
補完する場合の第一キーワードです。
name アトリビュート
キーワード名です。
ref アトリビュート
参照するdefvar名。
内包するタグ
attribute
補完する場合のアトリビュートです。
name アトリビュート
アトリビュート名です。
ref アトリビュート
参照するdefvar名。
内包するタグ
enumeration
アトリビュートが補完する文字列の候補です。
name アトリビュート
アトリビュートが補完する文字列の候補名です。
ref アトリビュート
参照するdefvar名。
システムにはあらかじめ定義されているenumerationがあります。
以下の通りです。
システムにはあらかじめ定義されているenumerationがあります。
以下の通りです。
- enumeration
- デフォルト。
"name"で定義された文字列が補完されます。
- integer
- 数字型の文字列が補完されます。
- file
- ファイル型の文字列が補完されます。
- filename
- fileと同じです。
- xml-file-name
- fileと同じです。
- folder
- フォルダ型の文字列が補完されます。
- xml-same-alist
- envタグで指定されたファイル内のアトリビュート名の中身を補完候補にします。
- xi-xpath
- Xi言語のxpathをサポートします。
- html-image-file-name
- imgタグのためのファイル名を補完します。
- html-image-alt
- imgタグのaltアトリビュートを補完します。
- html-image-width
- imgタグのwidthアトリビュートを補完します。
- html-image-height
- imgタグのheightアトリビュートを補完します。
- html-set-rev-link
- rev linkの補完を行います。
- html-set-rel-link
- rel linkの補完を行います。
- html-set-css-style
- css styleの補完を行います。
- html-set-meta-types
- meta typesの補完を行います。
- html-set-http-equiv
- http equivの補完を行います。
- html-set-content
- set contentの補完を行います。
- jsp-same-alist
- xml-same-alistと同じです。
- jsp-action-alist
- xml-same-alistと同じです。
- sdoc-image-style
- Smart doc styleの補完を行います。
- jsp-jstl-el
- jstl-elの補完を行います。
- jsp-jspl-var-source
- var-sourceの補完を行います。
内包するタグ
env
EE2Eシステムで予約された一部のenumerationタイプが利用します。
name アトリビュート
env名。
value アトリビュート
env値。
iterationList
反復型の補完を入力します([Alt] c i)。
type アトリビュート
現在、"xml"のみが指定できます。
内包するタグ
iteration
反復型の補完を入力します([Alt] c i)。
opener アトリビュート
反復の先頭にあるべき文字列。
closer アトリビュート
反復の最後にあるべき文字列。
require アトリビュート
反復にあるべき文字列。
内包するタグ
processList
未サポートです。
process
未サポートです。
templateList
Wizardに使用するテンプレートのリストです。
index アトリビュート
デフォルトのファイル名。
extention アトリビュート
デフォルトのファイル拡張子名。
name アトリビュート
Wizardに表示する名前。
type アトリビュート
EE2E wizardシステムが利用します。
内包するタグ
template
テンプレートデータです。
name アトリビュート
テンプレートデータ
type アトリビュート
- langage
- en,ja,... が補完されます。
- contry
- France,Japan,...が補完されます。
ando@park.ruru.ne.jp